溺愛執事のキスの雨



背後から何か衝撃が走り、パシャンッという音と共に後ろ太もも辺りに冷たさを感じた


どうやら、誰かとぶつかって、その人が持っていた飲み物がかかってしまったみたい


「・・・ごめんなさい、大丈夫かしら・・・」


ぶつかってきた女性のほうを見ると、

あ、彼女は・・・

さっき篠宮のことを見ていたご令嬢ね


「いったぁい・・・

きゃあ!ドレスが濡れちゃったじゃない!」


と、小さな叫び声を上げながら彼女はドレスを摩っていて・・・

あたしの方が、濡れているのだけど・・・


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