ラーメンおごりで!(※短編BL)
アトリの顔を覗くと、笑っていた。

「お前、俺を褒めればおごりは無しだと思ってねぇか?」

「んなことないよ。純粋にお前のサーブが凄いと思って言ってるんだよ!素直に受け止めろよ」

「なんだよそれ……別に大したことねぇよ。」

「大したことなくないだろ、今度教えろよ…サーブ……」

「……バーカ……嫌だよめんどくせぇ」

そう言ったときの横顔は少し照れているようにも見えた。

アトリは俺よりも先に食べ終わり、そのまま店を出てしまった。

「なんだよ…」
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