ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜2
せっかくの休日なのに、忙しく働かせてしまったらかわいそうだというので、午後は王宮内の宝物庫で芸術品を見たり(お伽噺に出てきそうなキラキラのアクセサリーを見て、驚いたエリナは小さな口を開けていた。そして、それらをふざけて身に付けさせようとするサランティーナ王妃からちょこちょこ逃げ回った)バターたっぷりの焼き菓子をつまみながら、最高級の紅茶を飲んでお喋りをしたり、スカイヴェン国の定番料理のディナーに舌鼓を打ったりして過ごした。
「もう1日お泊まりして行けばいいのに」
お風呂上がりにピンクのパジャマを着せられ、その上からガウンで包まれたエリナに、王妃は名残惜しそうに言った。
「明日は通常通りの営業ですから、これで失礼します。とても楽しかったです、ありがとうございました」
ルディに抱き上げられたエリナは、頭を下げてお礼を言った。
「こちらこそ、エリナが来てくれてとても嬉しかったよ。またおいでね。すぐにおいで。なんなら、フランお兄ちゃんがお迎えに行ってもいいんだよ?」
瞳をきらめかせながら迫ってくるイケメンの顔を、ルディがざくっと掴み「近い!」と押しやった。
「兄上の僕に対する扱いが酷いよ」
「お前がエリナをかまいすぎるからだ」
「それって、やきもちかな? あいたたた、兄上が本当にひどいー、顔がつぶれるー」
最後まで残念な感じの王太子であった。
「もう1日お泊まりして行けばいいのに」
お風呂上がりにピンクのパジャマを着せられ、その上からガウンで包まれたエリナに、王妃は名残惜しそうに言った。
「明日は通常通りの営業ですから、これで失礼します。とても楽しかったです、ありがとうございました」
ルディに抱き上げられたエリナは、頭を下げてお礼を言った。
「こちらこそ、エリナが来てくれてとても嬉しかったよ。またおいでね。すぐにおいで。なんなら、フランお兄ちゃんがお迎えに行ってもいいんだよ?」
瞳をきらめかせながら迫ってくるイケメンの顔を、ルディがざくっと掴み「近い!」と押しやった。
「兄上の僕に対する扱いが酷いよ」
「お前がエリナをかまいすぎるからだ」
「それって、やきもちかな? あいたたた、兄上が本当にひどいー、顔がつぶれるー」
最後まで残念な感じの王太子であった。