ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜2
「でも……」

 ルディにしてみたら、危ういところがあるエリナから目を離したら、来た時と同じようにどこかに消えてしまうのではないかという心配もあるのだ。

 エリナはその場でぴょんぴょんと飛んで元気アピールをしながら「わたしはちゃんとした働く猫なんです! お留守番だってできるし、ひとりでも大丈夫です」と言った。

「……」

「それに、ミメット姉さんのお家にお泊まりするんですから、なんにも心配はいらないって……」

「……」

「ルディさんてば、そんな目でわたしを見るのはやめてください。なんだか悪いことをしているような気分になっちゃうじゃないですか。んもう……」

 エリナは眉尻を下げて、へにゃっと情けない顔になった。

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