ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜2
(イケメン狼さんなのに、残念すぎるよルディさん……)
そうなのだ。何度言ってもルディは納得してくれないのだ。
夜勤の予定が決まってから「やっぱりまだ早いと思うのだが……」と言うルディにエリナは何度も何度も繰り返し大丈夫だと説得しているのだが、どうやら理屈ではないらしい。
エリナは肩を落として「ルディさん、お願いですからちゃんと夜勤に行ってくださいね」と言った。
本日が初めてミメットの家に泊まる日なのだが、心配症のルディはいざとなったら預けるのをためらってしまっている。
日本にいた時は家族も頼る人もなくひとりぼっちだったエリナにとっては、これほどまでに心配してもらえると胸の中にとろりとした甘い幸福感が湧き上がる。決して嫌な気分ではない。
だが、自分のせいで警備隊に迷惑をかけるとなったら別だ。このままでは彼が出勤拒否しかねないと思い、エリナは非常に困っていた。
(わたしのせいで、警備隊長としてのお仕事に支障が出たら申し訳ないよ。見た目は子猫だけど、わたしは二十一歳なんだもん。ルディさんの家でひとりで留守番だってできるんだけど……)
そうなのだ。何度言ってもルディは納得してくれないのだ。
夜勤の予定が決まってから「やっぱりまだ早いと思うのだが……」と言うルディにエリナは何度も何度も繰り返し大丈夫だと説得しているのだが、どうやら理屈ではないらしい。
エリナは肩を落として「ルディさん、お願いですからちゃんと夜勤に行ってくださいね」と言った。
本日が初めてミメットの家に泊まる日なのだが、心配症のルディはいざとなったら預けるのをためらってしまっている。
日本にいた時は家族も頼る人もなくひとりぼっちだったエリナにとっては、これほどまでに心配してもらえると胸の中にとろりとした甘い幸福感が湧き上がる。決して嫌な気分ではない。
だが、自分のせいで警備隊に迷惑をかけるとなったら別だ。このままでは彼が出勤拒否しかねないと思い、エリナは非常に困っていた。
(わたしのせいで、警備隊長としてのお仕事に支障が出たら申し訳ないよ。見た目は子猫だけど、わたしは二十一歳なんだもん。ルディさんの家でひとりで留守番だってできるんだけど……)