ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜2
馬車が王宮に到着すると、使用人がずらりと並んでふたりを待っていた。
「いらっしゃいませ」
笑顔で前に進み出たのは、サランティーナ王妃の侍女である。リスの獣人で、頭には可愛らしいリス耳が付いているし、モフッと先が丸まった素敵な尻尾も持っていた。
それを見たエリナは(うわあ、大きなリスの尻尾!)とわくわくした気持ちになる。
「畏れながら、エリナさまのお世話を担当させていただきます、リスのチェリラと申します。ご用意申し上げたお部屋にお風呂の用意がしてございますので、こちらにお願いいたします。殿下は御自室へお向かいくださいませ」
ルディと別になると知って戸惑うエリナが「にゃ……」と小さく鳴いてルディのシャツをきゅっとつかんだ。
そのあまりの可愛さに、彼は思わず「むふん」と声を出してしまい、慌てて咳払いをしてごまかした。
「いや、エリナはまだ小さくて、知らない場所では怯えてしまうのだ。俺の部屋に連れて行く」
「いらっしゃいませ」
笑顔で前に進み出たのは、サランティーナ王妃の侍女である。リスの獣人で、頭には可愛らしいリス耳が付いているし、モフッと先が丸まった素敵な尻尾も持っていた。
それを見たエリナは(うわあ、大きなリスの尻尾!)とわくわくした気持ちになる。
「畏れながら、エリナさまのお世話を担当させていただきます、リスのチェリラと申します。ご用意申し上げたお部屋にお風呂の用意がしてございますので、こちらにお願いいたします。殿下は御自室へお向かいくださいませ」
ルディと別になると知って戸惑うエリナが「にゃ……」と小さく鳴いてルディのシャツをきゅっとつかんだ。
そのあまりの可愛さに、彼は思わず「むふん」と声を出してしまい、慌てて咳払いをしてごまかした。
「いや、エリナはまだ小さくて、知らない場所では怯えてしまうのだ。俺の部屋に連れて行く」