ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜2
「うわあ、おやつ箱が来た!」
「ご起床の後にも軽く摘めるように、いろいろな種類のものをご用意いたしました」
どうやら、エリナが朝のおやつを食べていることも王家に把握されているらしい。
エリナは侍女から淡いピンクに水色のラインの入った美しい箱を受け取り、中を覗いて耳をぴこぴこ動かした。
そこには、バターをふんだんに使った口の中でさっくり溶けるクッキーや、アーモンドやくるみを飴がけしたもの、ドライフルーツが入った焼き菓子やパステルカラーの砂糖菓子などが詰められていて、子猫のおやつ心をくすぐった。
「ありがとうございましゅ」
どれから食べようかと真剣な瞳でお菓子の詰め合わせを見ていた子猫は、見事に噛んだ。
侍女は震える手でホットミルクをテーブルに置いた。
「甘味はついておりませんので、お好みでこちらの蜂蜜をお使いくださいませ」
「にゃん!」
とうとう堪えきれず、侍女は「むふうん」とレディらしからぬ鼻息を漏らしてしまうが……同時に狼隊長も特大の「むふうん!」を発したので大丈夫であった。
「ご起床の後にも軽く摘めるように、いろいろな種類のものをご用意いたしました」
どうやら、エリナが朝のおやつを食べていることも王家に把握されているらしい。
エリナは侍女から淡いピンクに水色のラインの入った美しい箱を受け取り、中を覗いて耳をぴこぴこ動かした。
そこには、バターをふんだんに使った口の中でさっくり溶けるクッキーや、アーモンドやくるみを飴がけしたもの、ドライフルーツが入った焼き菓子やパステルカラーの砂糖菓子などが詰められていて、子猫のおやつ心をくすぐった。
「ありがとうございましゅ」
どれから食べようかと真剣な瞳でお菓子の詰め合わせを見ていた子猫は、見事に噛んだ。
侍女は震える手でホットミルクをテーブルに置いた。
「甘味はついておりませんので、お好みでこちらの蜂蜜をお使いくださいませ」
「にゃん!」
とうとう堪えきれず、侍女は「むふうん」とレディらしからぬ鼻息を漏らしてしまうが……同時に狼隊長も特大の「むふうん!」を発したので大丈夫であった。