柳田くんと恋を知るまで
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そんなこんなで理解が微妙なまま今に至る

「おい」

確実に柳田くんは顔が綺麗だ。

「おい」


もっと早く名前と顔を一致させてれば、後ろの席だし仲良くできたのでは。

「おい聞いてんの?」


「えっ、あ、はい?!!?」

完全なる考え事にひたひただった、

「今の話聞いてた?」

「あっ、うん!」

「聞いてねーな」

柳田くんはじとーっとした疑いの目で私を見つめ口を開いた

「まあいいや、とりあえず見るの週1でいい?」

「ぜ、全然良いです!大丈夫です!」

「おっけー、毎週火曜この教室でいっか。
じゃあ早速今日から始めるからとりあえず早くテスト結果」

そう言い放ち私の隣の椅子に柳田くんは座った

今日から?と思ったがそうだ。手段を選ばないのなら文句も言わない。
ちゃんと火曜日くらいは従って、頭良くなって先生の給料もついでに上がるようにしなければ。

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