【完】花嫁修業のため、幼なじみと極甘♡同居が始まります
「そん時は歌鈴も一緒がいんだけど」
「誰も訪れることのない土地でひとりで入れ。今すぐ入れ」
笑顔を貼り付けた若さんと、「ダメ?」と首を傾げておどけてみせる蓮くん……。
さっきまで氷だった若さんが火に変わってるよぉ……!
「ふとりとも……ここはキッチンなんだから! こんなところで喧嘩はしないでね!」
「お嬢様こそ、このオオカミにはくれぐれも気をつけて、もっと危機感をお持ちください!!」
「オオカミ……!?」
蓮くんはクスクスと楽しそうに笑っているし。
あわあわとふたりをなだめて、なんとか調理を再開した。