【完】花嫁修業のため、幼なじみと極甘♡同居が始まります
「歌鈴が丁寧に作ってくれたからだろ? そういうとこにまた惚れる」
バチッと目が合って、蓮くんの微笑んだ表情に鼓動が大きく揺れた。
「俺に何回惚れ直させるつもり?」
「……っ、」
くしゃりと頭を撫でてくる蓮くんに、私は完全にドキドキしていた。
どうしよう……。
こういうこと言われて嬉しいって思ってる私がいる。
幼なじみとして思い出をもっと作りたいなんて、そんな控えめなこと言ってる余裕がなくなるくらい。
蓮くんに、私の細胞が反応してるんだ。