【完】花嫁修業のため、幼なじみと極甘♡同居が始まります
*オオカミと大胆な夜*
夕飯を終えて洗い物を済ませると、すぐに若さんのチェックが入った。
「ふむふむ。洗い残しはなし。食器の置き方も、まぁ……いいでしょう」
小姑丸出しで観察している……。
「ではお嬢様、わたしは一度業務のため自宅へ戻ります。チームEを外に配置しますので何かあればお呼びください」
「わかりました。若さん、お疲れ様です」
ペコリと頭を下げて若さんが出ていった。
ふぅ……。
一呼吸ついてリビングへ戻ると、蓮くんがソファに寝そべって難しい顔をしながら何かを読んでいた。