【完】花嫁修業のため、幼なじみと極甘♡同居が始まります


逃げないと私の身がもたない。

ドクドクと加速する心臓の音まで蓮くんに聞こえちゃいそう……。


「若さんにも言われたろ。オオカミには気をつけろって」

「きゃっ……どこ触ってるの……っ!」


私のお腹辺りに蓮くんの腕が触れている。


「好きな子に触りたいって思うのは自然なことでしょ?」


こっちの主張なんて聞き入れてもらえるはずもなく。

今度は蓮くんの指先が、私の首筋をツーとなぞった。


「……んっ、やめてよ……」


肌が震えるような感覚に堪らずに身をよじらせる。


「なにその可愛い顔。我慢も限界きそう」

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