【完】花嫁修業のため、幼なじみと極甘♡同居が始まります
「俺だってそう。瞬きさえもったいない。そんくらい歌鈴のこと見てたいよ」
甘い声で囁くと私の手を絡め取っていく。
「抵抗しないの?」
させてくれないのは蓮くんでしょ……。
口には出来ずに心の中で悪態ついた。
「だったらこのままキスしたいくらいなんだけど」
「キス………!?」
ていうかもう唇以外にもされてるわけで。
ダメだって言ってるのに、やっぱり蓮くんは聞き入れてなんかくれない。
目を見開いたまま蓮くんを見れば、
「ねぇ。可愛い顔してもダメ。どうせ開けんなら口にして?」
「……っ、!?」
「その方がもっと深いキス出来る。その先も全部したい」