【完】花嫁修業のため、幼なじみと極甘♡同居が始まります
まるで私がしてほしかったみたいな言い方をされて、恥ずかしくて目も合わせられない。
本当に、蓮くんはどこまでもズルい。
きっと、もうとっくに私の気持ちなんて見透かしてるくせに……。
私も蓮くんのことを言えない。
数年後には、こんな風に過ごす夜が消えちゃうのかもしれない。
その時、隣には──
蓮くんがいてほしいなんて、私のわがままだよね。
心の奥底ではそんなことを思ってるくせに、パパやママの前では言えなくて、本音を隠してる私だってズルい……。