【完】花嫁修業のため、幼なじみと極甘♡同居が始まります
ぐんっと近づいて、距離がゼロになりそう。
「蓮く……っ、」
キスされるかも……。
そんな予感に身体に力が入った私の唇を通り越して、
「結婚したら毎日一緒に入りたいってこと」
「……っ!?」
私の髪をすくうと、「忘れないでね花嫁さん」と……耳元で甘く囁いた。
そして、今にも溶けてしまいそうな私の頬にキスを落とすと、蓮くんは玄関を出ていった。
入れ代わるように入ってきた若さんは、悶える私を見て、
「チームE!ただちに医療班を……!」
今度は私が若さんに勘違いさせてしまったのだった。