【完】花嫁修業のため、幼なじみと極甘♡同居が始まります
蓮くんっでば、なにも女子の前でお弁当を広げなくてもいいのに……っ。
「ホントだ! 食べない方がいーんじゃない?」
だけど蓮くんは──
「なに言ってんの? 逆でしょ。食べない方がもったいないよ」
またそうやって、私を喜ばせる発言を平気でする。
「だってさ? 今の聞こえた?」
「う、うんっ」
嬉しくて顔がニヤけてしまいそうになる。
「なーに顔赤くしてんのよ。嬉しいなら素直に小躍りでもしなさいよ」
「……二乃ちゃん、ここでいきなり踊り出したらただのやばい奴でしょ」
……と、その時だった。