【完】花嫁修業のため、幼なじみと極甘♡同居が始まります


「そっかー。花嫁修業もあるだろうし、また誘うよ」


まるで心の声を言い当てたみたいに言うから、今度は私が焦りだした。


「あの、日曜日……なにかあるんですか?」


恐る恐る尋ねてみれば、理人先輩がクスッと笑った。


「これ、一応デートに誘ってんだよね」

「デート!?」


……と、大声て叫んだのは私ではなくて二乃ちゃんだ。


「そ。歌鈴ちゃんのこともっと知りたいから」

「私の、こと……?」

「もちろん俺のことも知ってほしいし。まぁ、本音を言うとヤバそーなあのふたりがいないところで歌鈴ちゃんを独り占めしたいってだけなんだけどな」


ヤバそーなふたり……?

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