【完】花嫁修業のため、幼なじみと極甘♡同居が始まります
おかしそうに軽く笑った理人先輩の視線を辿ると……
「ヒッ……」
またしても若さんと蓮くんがこちらに呪いでもかけるような視線を飛ばしていた。
「断った方がいーんじゃないの歌鈴!」
そして前回同様、二乃ちゃんも私の肩をぐっと掴んで耳打ちしてくる。
「う、うん……でも理人先輩は私のことをなにやら知ってるような気がして。それがどうしても気になるんだよね」
「んなこと言ってる場合じゃないでしょーが! 見なさいよ! 青葉くんとわたしの最推しの若さんがヤバい目付きでこっちを見てるわよ!!」
「……ヒェッ。ど、どうしよ!」