【完】花嫁修業のため、幼なじみと極甘♡同居が始まります
これはかなりヤバい。
なんとかこの状況を回避しないと……。
「ちなみにわたしは青葉くん加勢派だからね!」
今そんなことは聞いてないって!!
「いきなり手出したりしないから安心して?」
「なっ!?」
コソコソ相談していると物騒な声がしたので顔を上げた。
動揺を隠せずに理人先輩と目が合うと、
「あ、でも。やっぱり前言撤回だな」
独り言のように漏らして、ちょっと顔を傾けながら私を見つめている。
そして、理人先輩の指が私の髪の先を絡め取った。