【完】花嫁修業のため、幼なじみと極甘♡同居が始まります


「わたしは当時、まだ音無家に仕えてませんでしたのでわかりかねますが……しかし、やんちゃな少年がいたと旦那様から聞いたことがありますねぇ」


やんちゃな男の子……。

そこで何か思い出せそうだったけれど、虚しくも予鈴が鳴ってしまった。


「会議はまた次回に致しましょうか、お嬢様」

「はい! わたしも喜んで参加しますので、いつでも呼びつけてください!」


誰よりも張り切っているのが二乃ちゃんである。

結局、どこで出会っていたのかはわからないままだった。

< 162 / 417 >

この作品をシェア

pagetop