【完】花嫁修業のため、幼なじみと極甘♡同居が始まります
「わたしは当時、まだ音無家に仕えてませんでしたのでわかりかねますが……しかし、やんちゃな少年がいたと旦那様から聞いたことがありますねぇ」
やんちゃな男の子……。
そこで何か思い出せそうだったけれど、虚しくも予鈴が鳴ってしまった。
「会議はまた次回に致しましょうか、お嬢様」
「はい! わたしも喜んで参加しますので、いつでも呼びつけてください!」
誰よりも張り切っているのが二乃ちゃんである。
結局、どこで出会っていたのかはわからないままだった。