【完】花嫁修業のため、幼なじみと極甘♡同居が始まります
そして次の日、事態は急変した。
「俺の分はー?」
「……」
昼休み、またしても理人先輩が私の教室にやってきた。
廊下からこちらに集まる視線がものすごい……。
それはそれは突き刺さってくる。
もはや貫通の域……。
「理人先輩だ! もうやだ、カッコよすぎて心臓止まるって」
「いっそのこと止まってくれ。ライバルはひとりでも少ない方がいいからね!」
廊下では校内戦争が起きそう……。
「俺も歌鈴ちゃんのお弁当食べたかったのになー」
私の目の前に座るとニコニコした顔を向けてきた。