【完】花嫁修業のため、幼なじみと極甘♡同居が始まります


「……焦るって、そこかよ」


理人先輩が呆れ顔で蓮くんを見ている。


「そういう歌鈴を見ていいのは、俺と名村と墓穴掘るのが趣味な若さんだけなんだよね」


なぜか若さんと二乃ちゃんがふたり仲良く並んで「うむ」と頷いている。

仲裁に入ってはくれないらしい……。

てか若さん、いつもの「近いです!!」はここで言わないの!?


「ひゃあっ……!」


どうしようと思っていたら、蓮くんの手が私の顔にするりと伸びてきた。

半ば強引に自分の方へと向かせると……、

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