【完】花嫁修業のため、幼なじみと極甘♡同居が始まります
「あ、終わった?」
けど、蓮くんがギュッと私を抱きしめているせいで身動きが取れない。
「蓮くんっ、なんの真似……!? パパに怪しまれたらどうするの!」
「怪しまれるって?」
どんな顔をしてるか見えないけれど、悪びれた素振りはまるでなし……。
「……だ、だから、こんなことになってるってパパに……」
「俺と歌鈴が、幼なじみ以上なことしようとしてるって?」
「……!?」
「うん。やっぱり驚いた顔も可愛い」
フッと満足気にもらした笑みに、私の顔はじわりと熱くなった。