【完】花嫁修業のため、幼なじみと極甘♡同居が始まります
「キス……って、そんな心配……いらないよ」
そもそも彼氏だなんて出来るかもわからないし、それに今は蓮くんと過ごす日々が私にとっての幸せっていうか……。
変わらない日々が嬉しいって感じるんだ。
「心配いらないって、なんで?」
「だって……」
ピタリと足を止めると、こちらを振り返った蓮くんの大きな瞳と目が合った。
「蓮くんだって、知ってるくせに……」
高校を卒業したら、私が婚約させられるってこと。