【完】花嫁修業のため、幼なじみと極甘♡同居が始まります
「その通りだね。じゃあやめとくよ」
……え?
理人先輩があっさりひいてくれた?
「いつにする? デート」
「……は、はい? 今やめとくって」
「外泊はね? さすがに圭吾さんの許可もおりないだろうし。それに、俺らってまだお互いのこと知らないから」
「……それは、そうですけど」
理人先輩のことは女子が騒いでいる情報しか知らない。
「だから俺のこと知ってほしい。歌鈴ちゃんのことも教えてよ」
……と、またもや理人先輩が妖艶な笑みを浮かべながら私に手を伸ばした。