【完】花嫁修業のため、幼なじみと極甘♡同居が始まります
改めて、家事って大変だなって思った。
毎日やることが多くて。
お料理ひとつ作るのに買い物だってしなきゃだし、下準備もあるし、レシピだって考えなきゃで。
ママはこんな大変な思いをしてきたの?
この世のお母さんという人物を尊敬するよ。
──ガチャッ
「どうした歌鈴。疲れた?」
「あっ、蓮くん」
ベットに突っ伏していると、部屋のドアが開いた。
「全然降りてこないから様子見にきた」
「ごめんね。もう終わったから」
「疲れたなら早めに寝な?」
言いながら、蓮くんが私の目の前でしゃがんだ。