【完】花嫁修業のため、幼なじみと極甘♡同居が始まります


「……ううん!これくらいで疲れたなんて、根を上げたりしないよ!」


パパとママの帰国まで一ヶ月を切ってるもん。


「そういうとこ、変わんないよな。昔からなんだって諦めないで精一杯やるとこ」

「え? ひゃっ……」


突然、蓮くんが私の腕の下に手を差し込んで抱き上げた。


「れ、蓮くんっ、ちょっと……なにこれっ、降ろして!? 」

「お姫様抱っこってやつ」

「……違うよ、もう!」


口角を上げて、目を細くした蓮くんとの距離がぐんと近くなった。

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