【完】花嫁修業のため、幼なじみと極甘♡同居が始まります
「いくら可愛くてもそんな大きい声出さないで」
私の唇に人差し指を当てると、
「若さんが飛んできちゃうんじゃない?」
なんて……少しも焦る様子のない蓮くんはタチが悪い。
もう、蓮くん近いよぉ……。
身体中が一気に熱くなって、目を泳がせる。
そして、私をベットに静かに寝かすと、
「たまには甘えたら? こっちは頑張りすぎて倒れないか心配なくらい」
「甘える……?」
私の隣に寝そべった蓮くんの前髪がサラリと流れるのを、ただただ見つめていた。