【完】花嫁修業のため、幼なじみと極甘♡同居が始まります
「ここ、どこですか……?」
例えるなら海外で見るような豪邸。
私の家よりも広い敷地。
オシャレな創りの門は真っ白で、それはそれはどこかの宮殿のようだった。
「あ、あの……」
圧倒される私をよそに、
「どこって、将来歌鈴ちゃんが住む家だよー?」
理人先輩がサラリと言ってのける。
「私が住む家って、まさか……」
「そ。俺の家」
「……ごめんなさい。私、帰らせてもらいます」