【完】花嫁修業のため、幼なじみと極甘♡同居が始まります


理人先輩の自宅に入るなんて、いくらなんでも急展開すぎる。


「いいの? 帰っちゃって」

「申し訳ないですけど、私……」

「俺の親父と圭吾さんが同級生ってのは知ってるー?」


身をひるがえそうとした私の声を遮った。


「はい……パパとは電話で話したので」

「じゃあわかるよね? 婚約の話があるってのに、俺らが不仲じゃ親も心配になるんじゃないー?」

「っ、」


私はピタリと止まった。

電話では、パパに理人先輩と親しくしないって言ったけど。

< 204 / 417 >

この作品をシェア

pagetop