【完】花嫁修業のため、幼なじみと極甘♡同居が始まります
「俺以外の男のこと考えんなよ」
真っ直ぐに私を見つめた瞳に、ドキッと心臓が跳ね上がった。
「……っ、最近、蓮くん変だよ……」
こんなセリフを言ってくるなんて。
「おかしいかもな? 自分でもヤバいって思ってる。寝ても覚めても歌鈴のことばっかり考えて重症なくらい」
さらにそんなセリフを吐かれたら、私はどうしたらいいかわからない。
「俺だけのものにしたくてたまんない」
蓮くんが私の目の前まで近づいた。
「か、からかってるんでしょ……私の反応見て、それがおかしいから……」
今まで絶対にこんなことなかった。
「本気だよ。お前のこと誰にも渡す気ない」
揺るぎない蓮くんの瞳は真剣そのものだった。