【完】花嫁修業のため、幼なじみと極甘♡同居が始まります
「へ?」
ふかふかのソファーに腰をかけると、理人先輩がなぜか隣に座ってきた。
「ん? どーしたの?」
「あの、なんで隣に……?」
てっきり対面に座るのかと思い込んでたから。
「だって近くで歌鈴ちゃんの顔見たいから。やっとふたりきりになれたんだし、当然だよね」
すぐに身構える私。
だったけれど、理人先輩は余裕を醸し出して、私に顔を近づけた。
「ねぇ。俺のこと思い出した?」
「……っ、いえ、それがまだで……」