【完】花嫁修業のため、幼なじみと極甘♡同居が始まります
「わたしも若い頃、想いを寄せていた女性を見つめ続けてはあとを着いていき、毎日10通は手紙を送ったものです」
……若さん、それはストーカーではないですか?とは言わなかった。
「てか、子供ん時に会ってたなんて言われるまで俺も気づかなかった」
ふいに顔を出した蓮くんに、私はぎこちなく頷いた。
「私も、今日……写真見るまで確信がなくて」
「で、ホントにアイツに触られてない?」
「……う、うん!」
ちょっと触れられたっていうべきだったかもしれない。
でも、ふたりの目が本気すぎて言えるわけないし……。
「ふーん? ならいいけど」
って言ってる割には、蓮くんの探るような視線がものすごく痛い……。