【完】花嫁修業のため、幼なじみと極甘♡同居が始まります
「……蓮くんは……な、なに考えてたの?」
「ん、色々」
「色々? 試験なら、いつも余裕なのに……」
「そんなのよりもっと難しいこと。頭痛くなるレベルだよ」
「えっ、蓮くん、頭痛いの……?」
熱があるわけじゃないんだよね?
すると、向かい合う蓮くんの手が、私の頭を撫でた。
「歌鈴がそんな顔して心配することないから」
「……でも、すごく大事な考えごとみたいだし」
蓮くんが頭痛くなるほどのことって……。