【完】花嫁修業のため、幼なじみと極甘♡同居が始まります
「ん。それは大事。一生に一度だから」
何のことなのかわからなくて私が首を傾げると、
「どんなプロポーズすれば、花婿候補に勝てんのかってこと」
「……っ、」
プロポーズ……って。
淡く微笑む蓮くんに、私の鼓動は大きく高鳴った。
そんな真正面から言われたら返す言葉もないくらい恥ずかしい。
でも、嬉しいって思っちゃうよ。
「そんなこと考えなくても……」
考えなくたって、私の気持ちはもう……。