【完】花嫁修業のため、幼なじみと極甘♡同居が始まります
「蓮く……ん?」
唇が触れてしまいそうな距離。
「やっぱダメかも」
「………ダメ?」
「俺の花嫁が可愛すぎて顔が緩む」
「はい……?」
あー、なんて言いながら前髪をくしゃりと掴んでいる。
「もうっ……蓮くんってば何を言い出すのかと思ったら──」
そこまで言いかけて、手をギュッと握られた。
「歌鈴の顔見る度、好き以外の言葉が出てこないんだけど」
「っ、」
こんなの不意打ちすぎる。