【完】花嫁修業のため、幼なじみと極甘♡同居が始まります


「真面目な話って、なんですか……?」

「もう一回だけ、俺にチャンスくれない?」

「え?」

「昨日は強引だった。青葉蓮に対してもひどい言い草で、本当にごめんね」


眉を下げて謝罪する理人先輩に、私は小さく「はい」と返事をした。


「改めて、俺のために時間作ってくれたら嬉しいんだけど。ダメ?」

「でも……」

「昨日はホントに言いたいこと言えないままだった。だから、俺が優勝したらお願いきいてほしいんだ」


……優勝?


「……えと、優勝って、なんのことですか?」


理人先輩の話についていけず、二乃ちゃんと顔を見合わせた。

< 254 / 417 >

この作品をシェア

pagetop