【完】花嫁修業のため、幼なじみと極甘♡同居が始まります
「あれ? もしかしてまだ聞いてないの? 朝話しを持ちかけたら青葉蓮は即答でいいって言ってくれたから、てっきりもー聞いてんのかと思った」
「蓮くんがオッケーしたって、私……何も聞いてないんですけど……」
なんのこと?と、頭に疑問符が飛び交う。
ふたりが密かにやり取りを交わしていたなんて、そこにも驚かされる。
「優勝……? それってまさか、ハロウィンパーティーで開催される仮装イベントのことですか!?」
二乃ちゃんがビックリした様子で口を開いた。
……ハロウィンパーティー?
「そーそー。よく知ってるねー」
二乃ちゃんは二重アゴになりながら「うわっ」と呟いた。