【完】花嫁修業のため、幼なじみと極甘♡同居が始まります
数日前に作業をした時は、各学年の男子の衣装を担当するように指示された。
秋元先輩自身も「花咲くん、また背が伸びたから寸法を測り直さなきゃ」ってぼやいていたし……。
だから私もそのつもりでいて、蓮くんの寸法なら、今日測らせてもらおうと思っていたところだった。
「なーんで秋元先輩が青葉くんの衣装係みたいになってんのよ。嫁である歌鈴が担当するのに!」
ムッと唇を尖らせる二乃ちゃんの隣で、私も胸の奥がざわついた。
「スタイルいいね。さすが学年一のモテ男」
蓮くんの肩のラインをなぞるように触れているのが嫌でも目に入ってくる。