【完】花嫁修業のため、幼なじみと極甘♡同居が始まります


戸惑いを浮かべた理人先輩は、お父様の顔色を気にしているみたいで。

こんなことを言うのは許されないかもしれない。


蓮くんが心配してくれていたけど、結果としてパパの顔に泥を塗る形になってしまうかもしれない。


それでも──


「なので、理人先輩と婚約することは、出来ません……ごめんなさい!」


初めて会ったというのに、なんて失礼な奴なんだと思っているだろう。


痛いほど感じる視線が刺さる中、私は勢いよく立ち上がって頭を下げた。

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