【完】花嫁修業のため、幼なじみと極甘♡同居が始まります
そうしたら、自分はとんでもないことをしてしまったように思えて。
「……どうしよ。パパのこと、悲しませるかもしれない!」
「なんと!? 申し訳ございませんお嬢様! こんな付き人だと旦那様が知ったら、それはそれはさぞ悲しませることに……」
「違うんです若さん! 私、言ってきたんです! 理人先輩とは婚約出来ませんって……」
「え!?」
驚いたふたりが顔を見合わせている。
「好きな人がいる……って」
静かな廊下に私の本音が反響した。