【完】花嫁修業のため、幼なじみと極甘♡同居が始まります
チラッと若さんを見上げると、
「……きっとその狼男は、青葉様を応援したかったのでしょう。では、わたしは外の見回りに出て参りますので」
微かに口元に笑みを滲ませて、玄関へと向かっていく。
同時に「バレバレだろ」と、ソファーに寝そべっている蓮くんが笑ったのだった。
それから私は、パパに電話をかけることにした。
だけど、呼び出し音が鳴るだけで一向に繋がらない。
忙しいかもしれないし、メッセージを入れておこ。
もしかしたら、もう理人先輩のお父様と話したのかも……。