【完】花嫁修業のため、幼なじみと極甘♡同居が始まります
「秋元先輩のことは、よくわかりました……」
「……、」
「でも、ここは言わせてもらいます……っ」
私はギュッと手のひらを握って、大きく息を吸った。
「歌鈴? なに怒った顔してんの? 可愛いだけだからやめろって」
「……っ、ちょっと蓮くん……今は真剣なんだから」
「はいはい」
蓮くんは壁に背中を預けてすませてみせた。
「えと……秋元先輩がしたことはまだ、ちょっと怒ってます! でも、ごめんなさいが言える人だって、最後にわかってよかったかも……です」