【完】花嫁修業のため、幼なじみと極甘♡同居が始まります
「ハロウィンパーティーの当日、あれもこれも無理に頼んでやらせたの。どうせ何も出来ない世間知らずのお嬢様だと思ってたのに。嫌な顔ひとつしないんだもの」
あれもこれもって……!?
いよいよ本性全開の秋元先輩に、私は目を白黒させるしかない。
「秋元、それ鬼すぎだろ……」
「ええ、鬼かもね? すぐに出来ないって言って投げ出すだろうって思った。なのに、歌鈴ちゃんは頑張り屋さんで……」
こなしていくのが必死だっただけです……とは言わなかった。
ていうか、そんなことを企んでるなんて微塵も思わなかったから、衣装係とは忙しいんだなって……。