【完】花嫁修業のため、幼なじみと極甘♡同居が始まります
二階建ての家の中に入って、階段を登るとすぐに蓮くんの部屋がある。
──ガチャッ
「……蓮くん? 起きてるかな……?」
白を基調としたシンプルな広い蓮くんの部屋。
いつもと同じように声をかけて、ベットへそっと近づいた。
「……」
やっぱり反応がない。
うん、でもこれもいつものことなんだよね。
「朝だよ。蓮くん……?」
ベットの前で蓮くんの寝顔をジッと見つめる。