【完】花嫁修業のため、幼なじみと極甘♡同居が始まります


「花咲が言ったみたいに不利だとか思ったこともないよ。それって、俺自身だけを見て評価されるわけだろ? 最高の条件だと思わない?」


自信たっぷりに言い切った蓮くんの瞳には、強い意志がこめられていた。


「そう思えるようになったのは、歌鈴に出会えたから」

「蓮くんは、私でいいの……?」


声が震えた。

でも、それは悲しいからじゃない。


「だって、今の蓮くんはずっと大人で、私よりも……」


遠い未来まで見据えている。


< 407 / 417 >

この作品をシェア

pagetop