【完】花嫁修業のため、幼なじみと極甘♡同居が始まります
「ここに来た歌鈴はトースト一枚まともに焼けないし、風呂掃除完璧にしてドヤ顔してるくせに電球は切れてるし、買い物しても財布は忘れるし」
「うぅ……っ」
泣きながら、顔が赤く染まっていく。
「それでも俺は、そんなお前が可愛くて好きでたまんない」
涙で濡れた私の頬を持ち上げる。
「だから、俺の隣には歌鈴がいい」
私じゃなきゃダメだって、もう一度言ってくれた。
「俺の気持ち伝わった?」
「うん……っ」
ぐすんっと鼻を啜って頷いた。