【完】花嫁修業のため、幼なじみと極甘♡同居が始まります
「はい……私で、よければ……」
きっと私は、この瞬間の出来事を一生忘れないと思う。
「来世でも歌鈴じゃなきゃダメだって」
「きゃっ……」
突然、私を抱き上げてソファーへと連れて行く。
自分の膝の上に乗せると、横抱きにしたままくすりと笑った。
「で、歌鈴。この前の続きは?」
「この前って、言うと……?」
「圭吾さん達が帰ってきたら、続き聞かせてくれんじゃなかったの?」
「あっ……」
ハロウィンパーティーの夜のことを言ってるんだ。