【完】花嫁修業のため、幼なじみと極甘♡同居が始まります
「俺のことばっかり考えて困ればいいのに」
目を細くした蓮くんが、下から覗き込むように私を見つめて口角を上げた。
「……もう! ならないよ!」
「ふーん。まぁ、嫌でもすぐにそうなるけどね?」
「……それ、どういう意味?」
「まだ内緒」
意地悪……。
どんな意味があるかわからないけど、きっとからかってるだけなんだ。
それに、私はずっと蓮くんのことばっかりだよ。
ホントは、ずっとそう。