【完】花嫁修業のため、幼なじみと極甘♡同居が始まります
「離して……それに、蓮くん、こういうことはダメ……」
精一杯の抵抗で、蓮くんをふと見上げれば、
「そういう顔も好き。またキスしたくなるくらい」
「なっ……なに言ってるの!」
これっぽっちも悪びれた様子もないからタチが悪いよ……。
私は手で突っぱねて、蓮くんに訴える。
「この同居のことは、学校の人には内緒だからね!」
「なんで?」
蓮くんはキョトンとした顔で首を傾げてみせる。